映画『満天の星』
満天の星 7月4日沖縄先行、全国順次公開!
1944年8月22日、沖縄から九州へと向かっていた学童疎開船「対馬丸」が、アメリカ軍の潜水艦によって撃沈された――通称「対馬丸事件」。その詳細は長らく伏せられ、事件の全貌は多くの謎に包まれていた。本作は、生存者の証言や当時の記録をもとに、この悲劇を改めて検証するドキュメンタリーである。
一晩で784人もの子どもたちが犠牲となったこの事件は、戦時中における最大規模の学童犠牲として知られている。船に乗っていた甲板員の中島髙男は、生還者のひとりであり、沈没の衝撃によって崩壊した筏の上で漂流しながらも7人を救い、自身も命を取り留めた。だが、事件について語ることを許されなかった時代背景の中で、その体験は長く封印され、彼自身も苦悩を抱え続けていた。
中島の孫である俳優・寿大聡は、祖父の死を契機に、封印された事件の真相を明らかにすべく旅に出る。戦争という理不尽な現実と、忘れ去られた人々の記憶をたどる彼の道行きは、やがて現在の紛争地ウクライナへとつながっていく。
本作の監督は、「ニワトリ★スター」や「神在月のこども」などで知られる葦澤恒と寿大聡の共同。ナレーションには、声優・田中真弓を迎えている。
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見どころ
イメージ動画
運営スタッフ

監督:葦澤 恒

監督:寿大 聡

ナレーション:田中 真弓
みんなからのメッセージ
【(俳優)井浦 新】小学生の時に対馬丸の本を読んで心が震え、紙芝居をつくり発表しました。戦争の苦しみや恐怖は今も続いています。だからこそ、知り、忘れず、未来への教訓にしてほしいと心から思います。
【(ドキュメンタリー監督)大島 新】当事者たちの証言は生々しく、後世に残す記録として極めて貴重だ。その上で「こんな伝え方もあったか」と、驚かされる。若い世代ならではであり、だからこそ頼もしい。
【(対馬丸記念館館長)平良 次子】対馬丸の甲板員だった祖父・中島髙男さんを持つ寿大聡さんが、戦争の歴史と人間の姿に向き合いながら、今に何を伝えるのかを探る旅。この映画は、その問いかけに真摯に向き合った強く心を打つ作品です。
【(タレント)清水 国明】戦争の恨みと恐怖は連鎖し、争いを生みます。ウクライナでそれを実感し、「つながり」こそが平和への鍵だと確信しました。だから私は今、全国を巡り「つながり」を届ける旅を続けています。
【(芸人・映画監督)ガレッジセールゴリ】「本当の地獄」を見た者の声は時を止める。体験者が減る今、私たちはどう気付くのか。こうした作品が、殺戮の愚かさを伝える抑止力になると信じたい。
【(俳優)加藤 雅也】対馬丸の生存者が語る言葉には、文章では到底伝えきれない凄絶な光景が宿っている。まさに「もう一つのタイタニック号事件だ!」。名もなき犠牲者たちの存在に改めて気づかされる映画。
【(エグゼクティブプロデューサー)ジェームス文護】「平和」の反意語は「戦争」ではなく「混沌」だと思います。対馬丸事件は戦争犯罪であり、映画『満天の星』はその事実を真摯に伝える作品です。平和な日常が一日でも早く戻ることを願います。
【(戦史作家)中川 秀彦】沖縄戦の悲劇の中でも、学童疎開船・対馬丸の撃沈を知る人は多くありません。本作は生存者の証言を通じてその事実を伝え、子どもたちの鎮魂と平和教育につなげることを目的とした作品です。
【(元国務大臣・元衆議院議員)下地 幹郎】対馬丸事件は、平和を創る新たなステージとなりました。「戦争を起こさず、やめさせる」ために、この作品を特にアメリカの方々にも観てほしいです。「怨親平等」の心から、平和への道を共に築いていきたいです。
【(前内閣府特命担当大臣・前沖縄担当大臣)自見 はなこ】対馬丸事件を語り継ぐことは私たち世代の使命です。戦争を繰り返さぬよう、子どもたちに伝えたい。『満天の星』は全世代に観てほしい映画です。関係者の尽力に敬意を表し、海底に眠る御霊に哀悼の意を捧げます。
【(作家)石井 光太】戦争を知らない世代が語り継ぐには、海に沈んだ無数の犠牲者の言葉にならない声を掘り起こす必要があります。今こそ、表には出ない重い事実を、この映画で深く感じてほしいです。
【(歌い手·役者)金城 色】知らなくてはいけない真実。語れぬまま50年を生きた生還者の想いに胸が締めつけられます。なぜ人は戦争を繰り返すのか。今を生きるすべての人に届けたい言葉です。